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FactFASHION

真実を着る、誤解を脱ぐ。

好みの色を選べて
敬遠していた色にもチャレンジ

T.Kさん(乾癬歴25年)

嘘をついて乾癬を隠す日々

小学4年の頃、髪の生え際に小さい斑点ができたのが最初の発症でした。乾癬という病気のことなど知らずに放置していたら、頭皮の斑点が年々増えていきました。高校生になると胸や背中にも皮疹が広がって、大学生では足や肘、腕にも症状が出ました。結果的に全身が皮疹だらけになりました。

僕の場合、基本的には服で隠せる部分に症状が出ていたので、周りの人からはあまり気付かれずにすみました。ただ、肘や腕の症状は半袖になると見えてしまうので、友人から「それ何?」と聞かれたこともあります。乾癬と説明しても知らない人がほとんどなので、アトピーや虫刺されと嘘をついてごまかしていました。また、学生時代は乾癬を治すために、どうやって信頼できる情報を入手できるのかわからないし、病院に行きたくてもまずは両親に伝えてからでないとという思いもあって、当時は自分でなんとかするしかないかなという思考に陥っていました。

血が目立たない赤い服ばかり選んでいた

乾癬の症状が出ているところを無意識に掻いて血が出てしまい、服とちょっと擦れると、その血が服ににじんでしまいます。症状がひどかった大学時代は、少しでも目立たせないために、赤っぽい服ばかりを選んで着ていましたね。特に派手な色が好きというわけではないのですが。学生時代テニスサークルでも、常に長袖のパーカーを羽織っていました。暑くて動きにくかったけど、隠すことを優先していました。一方、長袖で隠すと服と肌が擦れて症状が悪化してしまう ので 、隠す 、悪化する、治らない、という悪循環でした。

友だちからプールや温泉に誘われても、本当は行きたいのに乾癬を見られるのが嫌で断ったり、通学の電車で隣の人に自分の鱗屑(皮膚片)がついてしまわないかとヒヤヒヤしたりしていました。学生時代を振り返ると、楽しみを削がれてしまったという苦い思い出が多いですね。

人生のパートナーに出会い、積極的な自分になれた

乾癬のことで一番悩んだのは、妻と結婚を前提にお付き合していたとき、乾癬のことをいつ、どんな風に打ち明け、どう理解してもらうかということでした。少しでも自信をつけるために、半ばあきらめていた治療にも向き合うことにしました。治療中は彼女も応援してくれて、乾癬を何事もなく受け入れてくれました。

結婚を機に前向きになれた気がします。今では夫婦でプールや旅行にも行くことを楽しんでいます。ファッションも“隠す”という意識がやわらぎました。症状がひどいときは、「あなたは乾癬だからこの服を着れませんよ」と服に拒絶されたり、選択肢を狭められたりするような意識を持ってしまっていました。FACT FASHIONに期待するのは、「着られない・選べない」というストレスから解放されるような自由な服です。症状がひどかったときは、服に血がにじんで目立つことを避けるためによく赤っぽい服を選んでいましたが、裏地が濃い色なので血のにじみを気にしなくて済むし、症状が落ち着いているときは、紺色などの鱗屑(皮膚片)が目立つ色も楽しめると思いました。ファッション一つで気持ちは前向きに変われます。青春時代に敬遠していたような服にも挑戦してみたいと思っています。

※掲載しているコメントは個人の意見であり、すべての方に当てはまるわけではありません。

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